こんにちは。連休が明け、今日からお仕事再開です。
さて、連休の間は京都嵐山近くにある 妙徳山華厳寺、通称「鈴虫寺」に行って参りました。
鈴虫寺は、字のごとく年中、鈴虫がおり、その鈴虫が鳴いているお部屋で30分ほどのお坊さんからのお話(法話)を聞けるお寺です。
私自身、法話を聞くのは初めてでありましたが、今回聞けたお坊さんのお話がとても身に染みて普段の行動を見つめ直すいい機会となりました。
そこで聞けた二つの禅語をご紹介します(本当は三つでしたが、一つは忘れてしまいました・・・)
「明珠在掌(みょうじゅたなごころにあり)」
簡単に言ってしまえば、宝物は既に自分の手のひらの中に在りますよ。という意味です。
人間は欲が多い生き物で、外にばかり目を向け、幸せを求めてしまいがちですが、寝るところが有る、食べる物がある、傍には自分を曝け出せる人がいる。そんな身近な幸せに気づくことが何より大切だという教えです。
「利他(りた)」
利他の精神といいますが、己の徳の為に生きるのではなく、他人のために尽くしなさいということです。その行いが周りに良い影響を与え、自分にも還ってくるという教えです。
現代人は暇さえあればネットから情報をたくさん取り入れ、自分を見つめなおす時間を持てていない。
当たり前のことに気づけていない現代人は、心に余裕がなく、すぐに他人と比較しがちですが、心のゆとりがあれば豊かな人生を送れそうな気がします。
心を浄化できる時間を過ごせましたので、是非大切な人と「鈴虫寺」行ってみて下さい。